かもめ日報

日報とありますが不定期更新です。

「勝間和代のクロストーク:feat.瀧波ユカリ/98 男女共同参画、進めるには」を読んで

 勝間和代さんが毎日新聞社の新聞、ホームページで掲載している「勝間和代のクロストーク」というのを初めてだと思いますが拝読させていただきました。今回のお題は「男女共同参画、進めるには」というものでした。

 

勝間和代のクロストーク:feat.瀧波ユカリ/98 男女共同参画、進めるには- 毎日jp(毎日新聞)

 

なるほどな〜と思いつつ、でも勝間さんが世に訴えてもあまり世の中への影響力は小さいんじゃないだろうかと思いながら読んでおりました。なぜなら勝間さんは「女性の社会参加」を果たしてしまった人だから。社会参加不参加の間には壁のようなものがあるように思えまして(本当は曖昧な壁、もしくは存在しない壁なのかもしれませんが)、その壁を越えてみないと分からないからです。勝間さんが「女性の社会参加」を世に訴える一番の方法は、勝間さん自身が一度「女性の社会不参加」の状態(というのも曖昧ではありますが)になっていただいてもう一度「女性の社会参加」を果たしてそれをドキュメンタリー映画などにするのが一番効果的なんじゃないかなと思いました。もしくはこれから「女性の社会参加」を果たそうとしている人を探してドキュメンタリー映画などにする。

ただ、一番重要なことに思えるのですが、女性が社会参加することでその女性は幸福になれるのでしょうか。勝間さんは幸せを感じておられる(んだと思いますが)、だから他の女性にも当てはまるなんていう保証などないわけです。

 

『北陸3県のように「女性の出世」を評価する社会風土を作るには何が必要なのか』

 

とのことですが、世の中の女性のみなさんは「女性の出世」を本当に望む傾向にあるんでしょうか。私がこれまでに出会ってきた女性というと限られてしまいますが、そういう社会風土を望んでいるような人はかなり少なかったように思います。

 

また、このようにも書かれておりますが、

 

『そもそもなぜ、日本で指導的地位にいる女性がこんなに少ないのでしょうか。そのことが税収不足や成長力不足を招いているにもかかわらず、なぜ是正されないのでしょうか。』

 

これは本当にそうなんでしょうか。本当にそうなんだとしても視野が狭いように感じました。

 

以上が今回の「勝間和代のクロストーク」を読んで思ったことなのですが。最後にちょっと気になったことがありまして、この記事は勝間和代さんが書いているのでしょうか。4コマ漫画は瀧波ユカリさんという方が(『臨死!!江古田ちゃん』は楽しく読ませていただきました)描かれているのだと思います。しかしながら、この記事の文末には「(経済評論家)」と書いてあるだけです。これは誰なんでしょうか。もしもの話ですが、これが勝間さんではなく別の方が書いてあるとしたら。勝間和代さんのおっしゃっている実名主義を逆手に取っているように思えてなりません(実名主義についての勝間さんの考えはこちら)。勝間和代さんが書かれているのであれば、もう少し明確に書いたほうが良いのではと思いました。

(私の勘違いでしたら大変申し訳ありません。)